教育課程

福島原発事故後の人々の価値観変容をみるまでもなく、環境に配慮し持続的発展を可能にする社会の実現に向けて、新しい時代の価値観を創り出しそれを支えてゆく工学技術が求められています。
「人間」と「生命環境」にやさしい先端テクノロジーを中心に、環境調和型のコミュニケーション社会に必要とされる知識とスキルを幅広く習得した技術者を養成します。

次世代の最先端理工学である生命科学と人間情報に関する「深い知識」を持ち、地域・社会・地球のニーズを総合的に捉える「広い洞察力」と「高い倫理観」を有するライフ・サイエンス・テクノロジストを育成することを目標にしています。
目的
  1. バイオと情報の両テクノロジー分野の基本技術を習得した学生を育てます。具体的には、バイオ分野では遺伝子組換え実験・細胞培養実験など、情報分野ではC言語プログラミング・情報リテラシーなどを、必修科目の実習や演習で実際に体感しながら習得します。
  2. 未来世代への責任を自覚した新しい価値観を創造できる学生を育てます。地球環境倫理や生命倫理などの学習を通して、科学技術の負の側面とその具体的弊害を学び、今後人類が直面する課題と技術者としての社会的責任を理解します。
  3. 実験や観察、読書習慣などの経験を豊富に持ち、コミュニケーション能力のある学生を育てます。授業での専門知識の習得だけでなく、実験や観察などで主体的に考え、他人とコミュニケーションをとりながら、課題に柔軟に対処する判断力・実行力を養います。