カリキュラムの特徴

生命科学系

分子生物学を中心に、ゲノムテクノロジーや分子医学、あるいは近年注目を集めているグリーンテクノロジーなど、急速に発展を続ける「ライフサイエンス」に関する先端知識と基本スキルを習得します。環境問題や生命倫理に鋭敏な感覚を持ち、しっかりとした工学的センスを持った生命科学技術者を養成します。

人間情報工学系

人間工学や感性工学、応用情報工学など、『人にやさしいテクノロジー』を目指すために必要不可欠な「ヒューマンウェア」に関する先端知識と基本スキルを習得します。工学の手法をもって人間に関する感覚・言語などの情報を処理でき、コミュニケーションニーズが生み出す高度情報化社会の新しい産業を創生できる人材を養成します。

カリキュラム・ポリシー

本学科では,一年次から二年次にかけ広く総合的な判断力や批判力を身につけるために学ぶ「一般教育科目」と,四年間を通じ生命科学と人間情報工学分野を深く理解するために開講される「専門教育科目」の両者を,バランスよく修得することが重要であると考えています。

一般教育科目では,英語文献を読み解く能力の社会的要請・重要性を鑑み,英語科目の単位数に必修を課していますが,その他の言語科目や人文科学・社会科学・自然科学分野の科目については,全体の単位数の下限のみを定めており,学生自身の知的好奇心に即した講義の選択ができるようにしています。

専門教育は,生命科学系と人間情報工学系の講義ならびに実験・実習科目で構成されており,両分野の専門家として欠くことのできない専門的基礎理論からより高度な専門課程へと,知識とスキルの両面で無理なく着実に学習が展開できるよう配慮されています。これらの講義と実験・実習科目は,以下に示すA群からF群で構成しています。

生命科学系

A群:自然科学分野工学応用に必要な数学や物理学の知識を養う
B群:生命科学分野生命科学の理解に必要な化学や生物学の知識を養う

人間情報工学系

C群:情報工学分野情報処理技術に関する知識を養う
D群:人間工学分野人間の特質や機能に関する知識を養う
E群:総合工学分野コミュニケーションやマーケッティングなどの応用技術に関する知識を養う

実験・実習系

F群:作業を通じて,生命科学系および人間情報系の講義で学んだ知識を体得する