TOP活動実績2001年

(42) 3次元有限要素法による音響特性解析におけるソフトウェア利用の一例
          北海学園大学工学部研究報告,第29号, pp.1-10,2002-2

近年,3次元の有限要素法(3-D FEM)を利用した声道内の音響特性の解析例が,多数の研究者によって報告されている[1]-[7]。これは,3-D FEMが音声分野においても,非常に強力なツールとして認められたことにほかならない。また,FEMによる数値解析のための優れたソフトウェアが提供されていることも,多くの研究発表を促している一因になっていると思われる。

 本報告では,これからFEM解析に携わる研究者に対して参考となるように,筆者らが行っている3-D FEMによる音響解析の一連の処理について説明し,また,利用しているソフトウェア,ツールの使用例を紹介する。

PREVIOUS << >> NEXT