TOP活動実績2004年

(11) AHPにおけるデータの信頼性について
   電子情報通信学会技術研究報告 Vol.104 No.220 ,pp.37-40, 2004-7

 意思決定の代表的な手法であるAHP(階層化分析法)の実際の応用においては一対比較行列の整合度が悪く,データに信頼性が不足している場合が多く見受けられる.本研究ではそのような場合は意思決定者の回答があいまいさを含んでいると考え,そのためウェイトも同様のあいまいさを含むものと仮定する.それを表現するためにここでは感度分析結果を用いたファジィ集合によるウェイト表現を用い,さらにウェイトの統合においてあいまいさの広がりを抑える演算を用いる.この結果により,どのようなあいまいさが代替案のウェイトに含まれているかを調べることが可能となる.

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