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(35) 画像処理による魚肉中の骨検出
   第20回記念非破壊計測シンポジウム講演要旨集 ,pp.150-151 ,2004-11

鮭フレークなどの魚の加工食品では,消費者への配慮により,骨など元
来含まれている部位も異物として除去する場合がある.その際,ピンボ
ーンなどの小骨は,X線では高感度に検出することは難しく,作業員の目
視検査に依存した検査が行われている.一方,ブラックライトのような
紫外線を骨に対して照射すると,骨が白色に発色することがよく知られ
ている.これに対して,魚の身の部分の発色は非常に弱いものとなって
いる.本研究では,このようにして現れる両者の輝度の差を,画像処理
によって強調し,鮭の身と骨の分別を試みた.


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