TOP活動実績2005年

(21) 場所法記憶の想起時における脳活動の等価電流双極子推定法による推定
   バイオメディカルファジィシステム学会第18回年次大会講演論文集,講演予稿集, pp.105-108, 2005-10

場所法での記憶は記憶術のひとつとして知られている.場所法記憶術とは,よく知っている場所の各位置を数字に割り当て,その数字に対応させた事物を記憶する方法である.市橋らは先行の研究において場所法での精緻化リハーサルを行う際の脳活動をfMRIによって計測し,長期に固定された英文センテンス想起に関する脳内処理部位の推定を行った.EEGを計測しての想起の研究は行われているが,同一被験者のfMRIによる結果との比較はほとんどなされていない.本研究では場所法での精緻化リハーサル時の脳波(electroencephalogram: EEG)を計測し,得られたEEGに対して等価電流双極子推定(equivalent current dipole localization: ECDL)法を試みて脳内処理部位とその過程を推定することによりfMRIによって示された脳活動との比較を行った.

PREVIOUS << >> NEXT