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(40) 3次元声道モデルにおける高次モードの伝搬損失について

元木邦俊, 松崎博季
日本音響学会秋季研究発表会, 2-P-33,pp.429-430, 2008-9

声道形状の横方向の空間的なひろがりの効果を高次モードを含めて計算することができる矩形音響管の縦続接続モデルが提案されている。このモデルでは、平面波伝搬の仮定が成立しない高い周波数域での伝達特性や空間的な音圧分布を比較的少ない計算量で評価することができる。放射負荷は考慮しているが、音響管内部を無損失と仮定しているために伝達特性上には帯域幅の狭い極と零が現れる。本稿では、このモデルに壁インピーダンスを導入し、高次モードの伝搬損失と声道伝達特性に与える影響について報告する。

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