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(42) 声道壁インピーダンスを考慮した高次モードの伝搬定数について

元木邦俊, 松崎博季
北海学園大学工学部研究報告, 第36号, pp.161-174, 2009-2

声道形状の横方向の空間的なひろがりの効果を高次モードを含めて計算することができる矩形音響管の縦続接続モデルが既に提案されている.このモデルでは,平面波伝搬の仮定が成立しない高い周波数域での伝達特性や空間的な音圧分布を比較的少ない計算量で評価することができるものの,高次モードを含めた放射負荷は考慮しているが,音響管内部を無損失と仮定している.本稿では,このモデルに壁インピーダンスを導入し,高次モードの伝搬定数の計算法と声道伝達特性に与える影響について報告する.

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