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(51)多視点裸眼立体視ディスプレイの遠近感覚測定への応用(第2報)

菊地慶仁,山ノ井燉m
北海学園大学工学部研究報告第38号,pp.121-129, 2011-2br>

裸眼立体視ディスプレイは,液晶シャッター眼鏡を装備しなくても複数の視点から立体視が得られ,より自然な視覚を得ることが可能なデバイスである.前報では,初期アルツハイマー病患者に特有な遠近感覚喪失の検出に,このタイプのディスプレイが利用可能であるかどうか基本的な実験を行った結果について報告した.その際の問題点として,対象が全て同一距離になったかどうかの判断が,(1)対象が接近する場合と(2)遠ざかる場合,とでは同一の特性を持たないことが判明した.本報では,この特性を相殺して一様な測定結果を得ることを目的として新たな測定方法の開発と実験を行った結果について報告する.

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