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(6) ファジィ逆数行列を用いたAHPの整合度とウェイトについて
  第20回ファジィシステムシンポジウム講演論文集, pp.505-506, 2004-6

 現在までにファジィ理論を使ったAHPの拡張が数多く提案されている.それらはファジィ測度かファジィ集合を用いているが,その中で一つの最も自然な拡張法としては,ファジィ数を一対比較行列の要素として採用する手法が挙げられる.実際に古典的なAHPではその厳しい条件のためにデータ行列が充分な整合性を持たないという事がよく起きる.そこでデータ行列として,ファジィ逆数行列を採用すると,柔軟な特定が可能となるという利点を持つ.この研究ではファジィ数を要素とする逆数一対比較行列を採用し,それに対する最適な整合性の指標とファジィ制約満足条件アプローチによるウェイトを引き出す方法について提案する.

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