TOP活動実績2005年

(44) 深層格選好に基づく深層格推測手法の英文への適用
   言語処理学会第11回年次大会発表論文集,pp.1056-1059,2005-3

深層格推測の知識整備における人手による労力の軽減を目的とした本手法は,字面などの表層情報を手がかりに学習するという特性上,特定の言語に依存する部分が小さい.それゆえ,これまで日本語を対象としていた本手法に若干の修正を加えることで英語への適用を試みた.その結果,精度が和文の74.9%から英文の75.4%へと僅かに向上し,英文においても本手法が有効である可能性が示唆された.しかしながら,再現率において和文の88.7%から英文の74.3%に低下するなど問題点も残されており今後の改善が必要である.

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