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(15) 等価電流双極子推定法による向きを表す単語と記号の認知処理過程��
   生体医工学シンポジウム2006(平成18年9月23日〜24日,新潟大学ベンチャービジネスラボラトリー)
   講演論文集,pp.208-210,2006-9

 ヒト脳内での単語と記号の処理部位とその推移を調べるため,著者らは,向きを表す単語(漢字:上下左右)および記号(矢印:↑↓←→)の視覚刺激を被験者に提示した際の脳波(electroencephalogram: EEG)を計測し,刺激別の加算平均によって得られた事象関連電位(event related potential: ERP)に対し,等価電流双極子推定(ECDL)を試みた[1].その結果,逆の向きを示す提示刺激については,ERPのピークの極性が同じ場合には,同様の部位に推定されたECDのモーメントの向きは同じであった.しかしながら,ピークの極性が逆である場合はそのモーメントは異なり,ほぼ逆向きとなっている結果があった.潜時300ミリ秒以後での漢字と矢印とで推定されたECDの部位を比較すると,矢印提示の場合には右下前頭回にECDが推定されたが,漢字提示の場合には言語認知に関係するといわれる左紡錘状回,右中側頭回などにECDが推定された.
本研究では,先行研究の結果をもとに,直前に提示された視覚刺激の方向を黙読する処理を追加し,刺激の提示時および向きの黙読時においてEEGを計測し,ECDL法による脳内処理部位の推定を行った.


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