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(26) フラクタルスペックルのクリッピング処理による次元への影響
   第67回応用物理学学術講演会講演予稿集,No.3,p.893,2006-8

 面散乱体を指数-D (1<D<2) のべき則に従う強度分布を持つコヒーレント光で照射すると,回折場にフラクタル的強度分布を持つスペックルが生じる.このフラクタルスペックルは,べき則に従う長い空間相関をもつことから,スペックル計測やランダムなフラクタル媒質の作成への応用が考えられる.本研究では,スペックル相関の高速計算や光硬化樹脂などを用いたフラクタル媒質作成において重要となるクリッピング処理が,クリップ後の強度のフラクタル次元に及ぼす影響を理論的に導出し,数値計算による検討を行った.

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