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(21) AHPの感度分析結果を用いたファジィウェイトについて 北海学園大学工学部研究報告,Vol.29, pp.239-248,2002-2

 意思決定の代表的な手法に1977年にSaatyにより提案されたAHP(階層化分析法)があり,現在でも広く使われている.しかし実際の応用においては一対比較行列の整合度が悪く,データに信頼性が不足している場合が多く見受けられる.本研究ではそのような場合は意思決定者の回答があいまいさを含んでいると考え,そのためウェイトも同様のあいまいさを含むものと仮定する.それを表現するためにここでは感度分析結果を用いたファジィ集合によるウェイト表現(ファジィウェイト)を提案する.さらにこの表現により,どのようなあいまいさが代替案のウェイトに含まれているかを調べることが可能となることを数値実験を通じて示す.
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