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[研究グループ構成]

          研究者:山ノ井高洋,高井信勝,魚住純,大西真一
       共同研究者:菅野道夫(同志社大学),村上新治(札幌医大),市橋秀友(大阪府立大),林勲(阪南大),
               高柳浩((株)情報科学センター), 豊島恒((株)情報科学センター,本学博士後期課程),山崎敏正(NEC),
               小山隆正(松下電器東京研究所),吉田香織(札幌総合医療専門学校),池田望(札幌医大),
               鈴木光弘(札幌医大博士後期課程), 竹田里江(札幌医大),朝倉利光(北海学園大),岩井俊昭(北大電子科研),
               原田康浩(北見工大),相津佳永(室工大),中村隆(釧路高専),櫻田安志(釧路高専)
研究支援スタッフ(RA):豊島恒,船水英希

[研究課題と成果概要]

� 痢.劵箸了覲仂霾鷭萢�・言語情報処理における脳内部位の推定と脳の知的システムの解析 (山ノ井高洋・大西真一) ]
 ヒト視覚情報処理過程に関係する脳内部位を推定するため,直線移動する視覚刺激および向きを示す漢字または矢印をヒトが観察する際の脳波を計測し,等価電流双極子推定法による推定を行った.逆向きに直線移動する視覚刺激を観察する際に計測された脳活動の比較では事象関連電位の極性が逆であること,そしてほぼ同じ潜時で右下前頭回に推定された双極子のモーメントが逆向きとなる傾向が得られた.上下左右を示す漢字と矢印とを提示した際の脳活動を比較するために実験を行った結果,直線移動する視覚刺激の観察時と同様に,逆の向きを示す刺激に対して事象関連電位の極性および右下前頭回に推定された双極子のモーメントが逆向きとなることを確認した.運動する視覚刺激の向きを観察する過程と,漢字または矢印で示された向きに関する意味の認知過程において,ほぼ同様の部位である右下前頭回で脳活動が観察されたこと,また逆の向きを示す視覚刺激に対して共通した傾向が得られたことから,右下前頭回で向きの意味を認知している可能性が考えられる.また逆の向きを示す選択肢の二択の場合には,事象関連電位によって判断が可能となる可能性が得られた.

�◆痢仝�学情報処理と画像情報処理の融合化とその知的光計測技術への応用(高井信勝) ]
 2005年度は,情報セキュリティ技術の一翼を担う電子透かし技術や暗号技術に関連して「手書き署名フーリエ空間に埋め込む電子透かし法」と「MATLABにおける文字変数の扱い方と日本語文の統計解析」の研究・開発を行った.前者の研究では,現実の社会で小切手・手形・証券などでは裏面に裏書きすることでその真正性が確認できることに似せた「裏書き」表現技法を,ディジタル画像というコンテンツに対して適用する手法を研究した.ここでは,フーリエ変換の実空間と周波数空間を「表」と「裏」と規定し,画像自身を表とし,裏面に表面の画像の何らかの属性を書き込むことによって裏書きに相当する機能を持たせる条件を理論的に考察し,加えて実験において,原画像に与える埋め込み画像の大きさの影響,埋め込み位置の影響,ビットプレーン除去の影響,および画像の切り取りの影響を明らかにした.後者の研究は,教育的な目的のもとで展開したもので,「技術レポート」の形でまとめた.ここでは,暗号技術に重要な計算機における文字と対応する数値の関係をまとめ,それが科学技術言語MATLABでどのように利用できるかを記述した.また,同時に,数値的同値を用いた日本語文のひらかなに関する文章解析のアルゴリズムを開発した.

��[ 機能性光波による光・画像情報処理の高度化と知的光計測技術への応用(魚住 純) ]
 特異な機能を有する機能性光波の特性解析と生成システムの開発,および画像情報処理による音声情報の取得と再生の高精度化を目的として研究を進めた.機能性光波の研究においては,昨年度に引き続きマルチフラクタル理論に基づくさらに詳細な解析を行い,フラクタルスペックル場に見られるマルチフラクタルからの逸脱が最小スペックル径によって生じていること,したがってそれよりも十分に大きなスケールでは強度分布は真にマルチフラクタルであることを明らかにした.また,年度当初に導入した液晶SLMを用いて,フラクタルスペックルの高効率な生成システムを構築するための重要な知見を得た.さらに,フラクタルスペックル場の位相特異点について,計算機シミュレーションによる解析を行い,特異点の空間分布のフラクタル性に関する基礎的考察を行った.非回折性フラクタル光波に関しては,規則的なフラクタルビームを実験的に生成し,シミュレーション結果との比較を行った.また,画像処理による計測・情報処理技術の開発に関しては,画像処理によるアナログレコードからの音声再生システムの改良を進め,画像間の音溝接続法等の改良により,音声再生の大幅な改善に成功した.

 



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