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(27) 脳機能計測における視線を考慮した同期加算法の検討

林周,井上康夫,竹内文也,平田恵啓,白石秀明
日本機械学会第24回バイオエンジニアリング講演会CD-ROM論文集,講演番号7D23,2012-01


一般に小児の注意を特定の対象に向け続けることは容易なことではなく,このことは幼児を対象とした脳機能計測において潜在的な問題となり得る.特に,視覚情報に関連する応答を調べる場合は,刺激画像を見ているか否かが応答波形に直接影響を及ぼすので信頼できる結果を得るためには十分な検討が必要となる.本報告では,脳波計測時に画像刺激の切り替えタイミングの前後に合わせて被験者の顔を自動撮影して視線を判定するシステムを開発し,成人を対象に視覚刺激として一般的なパターンリバーサルを用いた脳波計測を行うことで試作システムの基礎的な性能評価を行った.

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