カリキュラムの特徴(建設工学専攻−博士課程)
近年わが国の国際化が進みまた地球環境への配慮が強く求められているとき、更なる発展をとげるためには最新の技術を広範に駆使した社会基盤の整備が必要であり、そのプランナーが求められている。
こうした要求に応えるために、より高度な専門知識を修得し新しい専門研究を行うものとして博士(後期)課程が設けられている。博士(後期)課程には修士を修了した者またはそれと同等以上の学力を有する者であれば入学できるので、社会においてすでに実務経験がある技術者・研究者にも門戸が開かれている。
この課程では、通常3年間の在学期間に構造工学、寒地建設工学、地域・環境工学および都市・社会工学の大きな4つの分野とそれぞれが更に3~4に細分化された専門分野に分かれて特別講義が用意されている。そして、希望する教授から直接指導を受けながら、博士論文となる特殊研究が広く行われている。
特に、特殊研究に共通している研究の基調は、世界的にも広い地域を占めている積雪寒冷地域で関心の高い自然災害、建設材料の低温特性、居住、社会施設等の基礎理論または応用工学の分野にまで広げた特有な研究を推進するところにある。この研究成果は、積雪寒冷地域において豊かな社会や快適な環境を形成する上で不可欠な理論と実践的な技術として寄与するところが大きい。
建設工学専攻 博士(後期)課程
授業科目
開講の有無については研究科にお問い合わせください。
構造工学
構造工学
科目 | 単位 |
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構造解析法特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
最適化設計特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
荷重・信頼性特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
信頼性解析特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
寒地建設工学
寒地建設工学
科目 | 単位 |
---|---|
寒地土木工学特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
地盤力学特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
寒冷地道路工学特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
コンクリート材料特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
寒冷地コンクリート特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
環境材料工学特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
地域・環境工学
地域・環境工学
科目 | 単位 |
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防災計画特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
音環境計画特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
都市・社会工学
都市・社会工学
科目 | 単位 |
---|---|
都市計画特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
計画システム分析特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
建築史・建築論特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
建築計画特別講義Ⅰ・Ⅱ | 各2 |
特別研究
特別研究
科目 | 単位 |
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建設工学特殊研究 | 6 |
指導計画
第1・2年次
- ガイダンスを経て、指導教授と相談のうえ履修科目を決定します。
- 指導教授と相談のうえ博士論文作成の準備をすすめます。
第3年次
- 指導教授と相談のうえ博士論文作成の計画をたてます。
- 博士論文の準備と執筆計画の具体化。
- 博士論文の提出(12月)と審査委員会の設置。課程修了者発表(3月上旬)。
- 学位記授与式にて学位の授与。
修了要件
指導教授の担当する講義4単位を含む講義8単位、特殊研究6単位の合計14単位以上を修得し、かつ、博士論文の審査及び試験に合格することが修了要件となります。
上記要件を満たした方に、博士(工学)の学位が授与されます。