建設工学専攻−修士課程

建設工学専攻修士課程は、工学部の社会環境工学科と建築学科で学んだ基礎知識を基にさらに高度な専門的識見を幅広く修得することを目的に、社会環境系と建築系が設置されている。
2年間の在学期間に講義、ゼミナール、特別研究など30単位以上を修得し修士論文を完成させることが義務付けられているが、これを修了すれば高度な専門技術者として実社会で幅広く活躍できる道が開かれている。
修士課程における専門分野は多岐にわたるが、社会環境系ではこれを大きく分類すると基礎工学、構造工学、材料・土質工学、計画・交通システム工学、水圏・環境工学に分かれ、それぞれの分野に4~5つの授業科目が設定されている。一方、建築系は、分野別に分類すると建築構造工学、建築材料・生産工学、建築環境・設備工学、建築計画・設計学に分かれ、それぞれ4~9つの授業科目が設けられている。

人間の生活を支える各種施設や構造物を、社会の質的及び環境の変化に対応して機能的、経済的、デザイン的な観点から最適な計画、解析、設計等を実施するための教育と研究が幅広く行われている。
特に北海道のような積雪寒冷地域にふさわしい生活環境の創出技術に関する教育・研究に大きな重点が置かれている。

建設工学専攻 修士課程

授業科目

※ 開講の有無については研究科にお問い合わせください。

社会環境系
基礎工学
科目単位
応用数学特論2
応用物理特論2
計画システム分析特論2
社会環境政策特論2
構造工学
科目単位
構造解析特論2
構造設計特論2
構造動力学特論2
非線形構造解析特論2
コンクリート構造設計特論2
材料・土質工学
科目単位
材料強度学特論2
寒地舗装工学特論2
土質力学特論2
地盤工学特論2
計画・交通システム工学
科目単位
都市システム計画学特論2
交通計画学特論2
道路工学特論2
鉄道工学特論2
水圏・環境工学
科目単位
水循環工学特論2
河川学特論2
水環境工学特論2
環境情報工学特論2
環境リスク工学特論2
特別研究
科目単位
社会環境工学特論ゼミナールⅠ・Ⅱ各3
社会環境工学特別研究Ⅰ・Ⅱ各3
建築系
建築構造工学
科目単位
建築構造信頼性特論2
建築構造力学特論2
建築構造解析特論Ⅰ2
建築構造解析特論Ⅱ2
建築鉄筋コンクリート構造特論2
建築構造設計特論Ⅰ2
建築構造設計特論Ⅱ2
建築材料・生産工学
科目単位
建設コンクリート工学特論2
建築材料工学特論2
建築生産工学特論2
寒地建築工学特論2
建築環境・設備工学
科目単位
温熱環境計画特論2
環境・エネルギー計画特論2
都市環境評価特論2
建築音響設計特論2
設備計画特論2
建築設備特別演習Ⅰ2
建築設備特別演習Ⅱ2
建築計画・設計学
科目単位
建築史・建築論特論Ⅰ2
建築史・建築論特論Ⅱ2
建築計画特論Ⅰ2
建築計画特論Ⅱ2
建築設計特論2
建築設計特論演習2
都市計画特論2
都市計画特論演習2
建築インターンシップ
科目単位
建築インターンシップ4
特別研究
科目単位
建築学特論ゼミナールⅠ・Ⅱ各3
建築学特別研究Ⅰ・Ⅱ各3

指導計画

第1年次
  • ガイダンスを経て、指導教授と相談のうえ履修科目を決定します。
  • 指導教授と相談のうえ修士論文作成の準備をすすめます。
第2年次
  • 1年次の履修状況を確認のうえ、2年次の履修指導を行ないます。
  • 修士論文の準備と執筆計画の具体化。
  • 修士論文の提出(1月)と審査委員会の設置。課程修了者発表(3月上旬)。
  • 学位記授与式にて学位の授与。

修了要件

指導教授の担当する講義2単位及び必修12単位を含む合計30単位以上を修得し、かつ、修士論文等の審査及び試験に合格することが修了要件となります。
上記要件を満たした方に、修士(工学)の学位が授与されます。