ニュース建築学科
掲載日:2022.08.04
◆概要紹介
2017年度から沼田町を舞台に空き家をリノベーションする活動に取り組んでいます。
2019年度には本学と沼田町との包括連携協定締結にも繋がり、活動を継続してきています。
この活動の特徴は、地域まちづくりへの貢献と、学生が実体験を通じて、建築や地域と向き合う機会の創出とにあります。
◆リノベーション活動・1巡目
6月30日から3泊4日で沼田町に訪れて、リノベーション活動の1巡目を実施しました。
1巡目では、採用となった空間デザインに合わせて、不要な部分の解体を進めながら、柱の追加施工、筋交いの施工準備、小上がりの部分的な制作などに取り組みました。
解体を通じて在来木造の構造形式を目の当たりにすることで、講義・教科書で学んだ知識が実感をともなう理解へと深まっていきました。各部分の制作にあたっては、6月中に進めた検討が通用したり通用しなかったり、成功と再検討とを通じた豊かな経験を積んでいます。
週末には、過去のリノベーション活動に参加した卒業生4名が助っ人参加もしてくれました。
8月中に、2巡目と3巡目との2クールを予定しています。現在は、1巡目の経験を通じて、具体性が高く、密度の濃い検討と準備が進められています。
札幌駅を出発
垂れ壁の撤去
小上がり用部材の制作
進捗確認と翌日に向けた打合せ
合板の切り出し
柱の追加