ニュース建築学科
掲載日:2023.07.05
◆概要紹介
2017年度から沼田町を舞台に空き家をリノベーションする活動に取り組んでいます。
2019年度には本学と沼田町との包括連携協定締結にも繋がり、活動を継続してきています。
この活動の特徴は、「地域まちづくりへの貢献」と「学生が建築や地域と実体験を通じて向き合う機会の創出」とにあります。
◆提案プレゼンテーション
6月9日10日に1泊2日で沼田町を訪れました。
9日は、改修のテーマ「アトリエのある移住体験住宅」に沿って、5月中に検討を重ねた2つの提案のプレゼンテーションです。横山町長はじめ沼田町役場関係部署の方々、5月16日の見学やヒアリングに協力くださった町民の方々がお集まり下さいました。
2案それぞれにプレゼンテーションと質疑応答を経て、最後に投票をおこなったところ、12票対10票の僅差で採用案が決定しました。
◆部分解体作業
10日は、前日の投票で採用案となった空間デザインを実現するにあたり、壁のなかに隠れていて支障となる構造部材などの有無を確認する部分解体作業をおこないました。
現場に着いて、ヘルメットや安全メガネ、防刃手袋、防塵マスクを装着したあと、各種工具を安全に使用するための簡単なレクチャーをおこないました。
解体を進めるなか、撤去の可否が判断しにくい部分が現れてきましたが、作業の中盤に役場建設課の職員さんが訪れて下さり、様々にアドバイスを頂戴し懸念事項をクリアにすることができました。終盤には、石膏ボードや木材、釘やネジなど、材料種別ごとに麻袋へまとめて片付け、清掃を行ってから帰路につきました。
札幌駅を出発
プレゼンテーション1案目
プレゼンテーション2案目
創作作家さんからの質問
部分解体作業スタート
天井裏確認のため天井を解体
筋交い等確認のため壁を解体
不要な壁の下地組を確認