ニュース建築学科
掲載日:2023.08.02
◆概要紹介
建築学科岡本ゼミでは、2013年度から恵み野商店会が開催する夏祭りでの子ども参加型謎解き企画の実施に協力する機会を頂戴しています。2020~2022年度はコロナ禍によりお休みしていましたので、今年度が8回目の協力です。商店会の「商店街の夏祭りは、地域住民とお店の皆さんとの顔見知りを増やす絶好のチャンス。子どもたちは夏祭りを心底楽しむことで、大人になって商店街の情熱と魅力とに気づき、まちづくりにも参画してくれるに違いない」という思いを共有し、おもいきり楽しく記憶に残る夏祭り企画の実現を目指して取り組みました。
◆大いに盛り上がった夏祭り企画
7月30日、恵み野商店会夏祭り当日、朝9時に恵み野駅に到着して準備を開始しました。夏祭りは11時からスタートし、お昼頃から2時間ほど小雨に降られましたが、大変多くの来場者がありました。
学生たちは、恵み野商店街のキャラクター「めぐにゃん」をモチーフにストーリーを書き、超難解な謎解きゲームを仕立てました。大人でも(だから?)解けない謎が、恵み野商店街夏祭りのお約束です。
はじめにステージ上で謎解きにまつわる寸劇を演じ、楽しみにしていた子どもたちの熱気が一気に高まります。小さな子どもたちも抽選券を手にできるよう、人捜しスタンプラリーも並行しておこないます。謎を解くと次の謎が手に入るステップアップ形式で、解いた謎の数だけ抽選券を手にできるルールは、子どもたちを飽きさせません。約2時間後の抽選会には、最大4枚の抽選券を獲得したたくさんの子どもたちがステージ前に集結し、最高潮の盛り上がりを見せました。
◆企画の実施を通じて
商店会からいただいた情報に基づくと、大人は1,000名超、子どもは400名程度と推計できそうです。
2013年度から岡本ゼミが協力してきたなか、今回は中学生と思われる子どもたち(リピーター)もたくさん参加していて、地域に根ざしたお祭りになっている手応えに、商店会の方々は心から喜ばれているとのことです。
教員を介さずに商店会の方々と直接関わって、数百人の子どもたちを笑顔にする企画を成功させ、まちづくりの実際を肌身で感じられたことは、社会に出て活躍する支えのひとつになるだろうと思います。
恵み野駅に到着
商店会の方と打合せ
謎解きゲーム導入の寸劇
スタンプラリーのスタンプを押すゼミ生
謎を解いた子どもたちに最後の謎を配布
抽選会に集まった大勢の子どもたち
抽選券は解いた謎の数だけもらえます
抽選券が当たって商品をゲット