ニュース電子情報工学科
掲載日:2024.07.19
2024年7月16日(火)豊平キャンパスにて、公益財団法人北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)様のご協力により、電子情報工学科1年生を対象とした半導体業界に関する講演会が開催されました。
初年次教育プログラム科目「基礎演習」の授業の一環として、また半導体人材育成教育の一環として実施された今回の講演会では、株式会社産業タイムズ社の小峯未来様を講師としてお迎えし、半導体業界全体を俯瞰する大変興味深いお話をいただきました。
高校物理の教科書でしか学んでいない半導体の知識を大きく広げようと、小峯様は分かりやすく丁寧に、半導体の性質や用途などの基礎的な知識から、製造工程、産業と歴史、業界の魅力、そして近年における目覚ましい発展まで、幅広く解説してくださいました。また、ウェハやボードの実物や動画を交えながら、学生一人ひとりの理解度を深める工夫も随所に盛り込まれました。
講演会に参加した学生からは、「今後熱くなってくる半導体産業に関わってみたい」、「基礎から自分の知らないことまで幅広く知ることができた」、「素人にも理解しやすい構成で話についていくことが容易だった」などの声が聞かれ、大変好評を博しました。
今回の講演会を通して、学生たちは物理学で学ぶ半導体が業界全体のごく一部に過ぎないことや、情報分野との密接な関係を知ることができました。その結果、「半導体=物理=難しい」というイメージが払拭され、半導体分野への興味関心が高まること、それと同時に、将来のキャリア形成における選択肢の一つとして、半導体業界への就職も視野に入れる学生が増えることを期待します。
北海道までご足労いただき、本学教育にご尽力いただいた小峯様、また本講演会開催をご快諾いただき、開催に向け各種ご調整いただいた同財団の福島知之様、工藤昌史様、臼井東様に心より感謝申し上げます。