ニュース社会環境工学科

掲載日:2025.06.10

6月6日に3年生開講の河川工学において北海道の河川管理の実際をテーマに北海道開発局の森文昭様(本学科OB)による特別講義を実施しました。

広大な土地を持つ北海道の各所にある河川は,その地域の地理特性に応じてバラエティに富んだ特徴を持っています.この特別講義は毎年実施しているもので,1級河川の管理者である北海道開発局において第1線で活躍されている社会環境工学科の卒業生から道内における各河川の個性に応じた多様な事業の紹介をして頂くものになります.

今回は力学・工学的な話のみでなく,旭川市の都市再開発事業と忠別川の整備を一体的に実施した「水辺プラザ事業」の紹介や「かわまちづくり」という「河川空間とまち空間が融合した賑わいある良好な空間形成を目指しながら,川という「自然」に工学的に働きかけるのみでなく,川に関わる「人」にも働きかける社会環境工学ならではの面白さが垣間見られる事業も含めて紹介して頂きました.

「自然」と「人」の調和した防災・減災を実現する都市基盤の整備を目的とした社会環境工学の面白さの一旦を感じて貰えたものと思います.

本特別講義にご協力いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。