ニュース生命工学科
掲載日:2025.11.13

生命工学科の但木謙一教授が、公益財団法人 伊藤科学振興会が実施する第58回(2025年度)研究助成に採択されました。今回の募集では宇宙地球科学分野で29名の応募があり、採択はわずか2名という高い競争率の中での採択となります。
採択課題名は「アルマ望遠鏡によるダストに覆われた超巨大ブラックホールの観測研究」です。本研究では、宇宙が誕生して間もない時代に、太陽の10億倍を超える質量をもつ超巨大ブラックホールがどのように急速に成長し得たのかを明らかにすることを目指します。可視光線やX線では見えないような、ダストに厚く覆われた成長段階のブラックホールが初期宇宙に多数存在していた可能性があり、アルマ望遠鏡の電波・サブミリ波観測によってこうした「隠れた前駆天体」をとらえることが本研究の狙いです。



