ニュース電子情報工学科

掲載日:2026.02.10

2026年2月6日(金)、工学部3号館3A教室にて、電子情報生命工学専攻の修士論文公開発表会が開催されました。口頭発表の後には、約20分間にわたり質疑応答が行われ、活発な議論が交わされました。発表者、論文題目、および概要は以下の通りです。

発表者:佐藤千畝
論文題目:口唇形状モデル周辺の FDTD 法による音場計算に関する研究
概要:
口唇部分は、声道の終端境界となり声道伝達特性に大きく影響を及ぼし、自由空間への音声の放射に関する指向特性を定めるなど、音声生成に関して重要な部分である。本論文では、音声生成モデルの高度化のために、2種類の口唇形状モデルを作成し、開口部周辺の音場を、FDTD法を用いて計算する。始めに3Dモデリングソフトウェアを用いて円筒音響管の端部を楔形に切除した形状モデルを構成する。次に実際の口唇形状から口角間の距離など5つのパラメータを測定し、これらのパラメータに基づいて多数の球、円筒による単純な幾何学的形状を組み合わせた形状モデルを構成する。これらの口唇モデルの中心に点音源を設定して音波伝搬シミュレーションを行い、放射方向の違いによる受音点での周波数特性を示す。

音波が放射されていく様子を示すシミュレーション結果(発表スライドより)