ニュース建築学科
掲載日:2022.10.03
北海学園⼤学 ガクナイコンペ Vol.14
課題「Less is more」
「少ないほうがより豊かである」を意味する言葉であり、20世紀のモダニズム建築を代表する巨匠建築家の1⼈、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(1886 〜 1969)が遺した言葉です。日本語では「余計なものはないほうがいい」と訳されることもありますが、最小限のモノで暮らすミニマルライフの精神を表す考え方でもあります。現代においては多様な情報、モノ、価値が氾濫しており、利便性が高まって生活しやすい社会になったと言えます。しかし、何が自分にとって本当に必要で、何が重要なのかが見えづらくなっているという点では個性を出し難く、ある意味息苦しさを覚える社会になってしまったとも言えます。だからこそ、現代の中で改めて「Less is more(レス イズ モア)」を考えることでこのテーマを再定義し、新たな行き方や考え方を見つける事が出来るのではないでしょうか?自分達にとって生きるのに本当に必要なモノは何なのか。“捨てる”ではなく“選び抜く”に価値を見出した現代の住宅の提案をお待ちしております。
【開催日程】 2022年10⽉22⽇(⼟) 9:00 現地集合 9:00-9:30 課題説明 9:30-14:00 作品製作・提出
14:00-16:00 プレゼンテーション・審査 16:30-17:00 表彰式・記念撮影
【場 所】 北海学園大学工学部校舎 4階製図室 札幌市中央区南26条日11丁目1-1
【参加資格】 北海学園大学・大学院に所属する学生
【持参物】 シャープペン、鉛筆、色鉛筆、消しゴム、三角スケール、定規など。会場にてA2サイズケント紙(1人数枚程度)を提供します。昼食、防寒具等は各自用意。(気温により、製図室が寒くなることがあります)
【提出物】 A2サイズケント紙1枚に設計要旨と設計意図を説明する平面図・断面図・立面図や内外観スケッチなどを表現。
模型、パソコン利用作品、印刷での提出は不可。
必須表現事項:①敷地は各々自由に選定すること。
②テーマに沿って何を取捨選択してどんな良さを獲得したかがわかる表現とすること。
( 参考文献:ミース・ファン・デル・ローエ(SD選書)等)
【審査委員】 高木 貴間 (高木貴間建築設計事務所) 1998年卒業
神谷 幸治 (Qukan/空間工作所) 2001年卒業
山崎 貴生 (YKAA) 2014年卒業
河中 宗⼀朗 (株式会社日建設計) 2016年卒業