ニュース建築学科

掲載日:2023.10.17

◆概要紹介
2017年度から沼田町を舞台に空き家をリノベーションする活動に取り組んでいます。
2019年度には本学と沼田町との包括連携協定締結にも繋がり、活動を継続してきています。
この活動の特徴は、「地域まちづくりへの貢献」と「学生が建築や地域と実体験を通じて向き合う機会の創出」とにあります。

◆リノベーション作業2巡目
8月07日から10日に3泊4日で沼田町を訪れ、リノベーション作業2巡目に取り組みました。
夏休みに入った時期でもあって、3年生有志が8名、1年生有志が1名が参加してくれました。
初日は、初参加の後輩たちへ工具の安全な使い方をレクチャーしてから作業開始となりました。
沼田町役場建設課の一級建築士が仕事の合間を見て、進め方のアドバイスに来て下さいました。夕方からは、横山町長を囲んでの懇親会を開催して、学生らと役場の方々との親睦を深めました。2日目の夜は、8月末に開催される夜高あんどん祭りのあんどんに紙を貼る体験をしました。リノベーション活動を超えて、地元の人たちや文化に触れる機会もこの活動の魅力のひとつです。
作業では、後輩たちが参加してくれたので、先輩たちは作業の方法や工具の使い方など、適宜、技術指導をしながら取り組みました。毎晩、夕食が終わってひと段落すると、進捗状況の確認と翌日の作業に関する打合せをおこないます。
それぞれ担当する目の前の作業は着実に進むのですが、完成までを見越した工程管理は覚束ない様子です。できることをできるペースで進めるだけでなく、全体のスケジュールを意識して、人員を配置し、作業負荷を適度に分散しながら、全体の進捗を管理することの大切さに気づくのは、まだ先になりそうな2巡目でした。

札幌駅を出発

役場の一級建築士によるアドバイス

町長を囲んでの懇親会

床を支える束石の設置

あんどんの紙貼りを体験

4年生による後輩への技術指導

毎晩開催される進捗確認と翌日の打合せ

2巡目も無事に終了