ニュース建築学科

掲載日:2023.12.07

◆概要紹介
2017年度から沼田町を舞台に空き家をリノベーションする活動に取り組んでいます。
2019年度には本学と沼田町との包括連携協定締結にも繋がり、活動を継続してきています。
この活動の特徴は、「地域まちづくりへの貢献」と「学生が建築や地域と実体験を通じて向き合う機会の創出」とにあります。

◆リノベーション作業4巡目
9月19日から24日に5泊6日で沼田町を訪れ、リノベーション作業4巡目に取り組みました。
4巡目は2学期の始まりにかかっていたので、岡本ゼミの4年生9名と教員の10名で作業です。
最終日9月24日はお披露目会として、役場から町内各戸にチラシが配布されています。もう、後戻りはできません。
1日目には、近隣の自治体で仕事があったという昨年度のゼミ生が、立ち寄ってくれて作業を手伝ってくれました。
3.5巡目で遅れを取り戻したとはいえ、素材が変わるところに見切り材を付けていく必要があります。壁にはクロスを貼っていく作業があります。床にはクッションフロアなどを敷設しなければなりません。まだまだ残す作業は山積みです。役割分担に従って、これまで以上に集中力を高め、スピーディかつ丁寧に作業を進めていきます。皆それぞれが持てる力を振り絞って頑張りました。
作業の最終日23日には、デッキプレート職人の先輩が心配して再びサポートに訪れてくれました。最後の最後、詰めの完成度を上げるべく、これまでの経験を惜しみなく提供してくれた結果、格段に見栄えのよい仕上がりになりました。
24日の午前中に清掃を終わらせて、無事にお披露目会を迎えることができました。町長さん、副町長さんをはじめ、小さなお子さんを連れたファミリーなど何組もが訪れて、学生の作業とは思えない出来栄えに驚き、労って下さいました。
ゼミ生や後輩の活躍はもとより、本当に多くの人たちからサポートを頂戴して完成に漕ぎ着けることができました。
早速この秋から、移住体験者の募集を始めるとのお話です。沢山の方々に活用してもらえたら何よりです。

札幌駅を出発

当日の作業内容確認

この春卒業した先輩が出張の合間に来訪

土間の周囲をお化粧

壁紙を施工

町長さんから焼きたてピッツァの差し入れ

完成を案じたデッキプレート職人の先輩が再訪

無事完成して記念撮影