ニュース社会環境工学科

掲載日:2024.07.16

7月11日に社会環境工学科の4年生、3年生、修士1年生で北陸電力藻岩水力発電所の更新工事を見学しました。藻岩発電所は水力発電所で、この工事では発電所の主たる設備である水圧管路・電気設備・放水池を新しく作り替えます。発電所は運転開始から86年を経ていますが、更新頻度は非常に少ないため、このような更新工事はなかなか見ることができません。見学では、鋼管を運搬設置する巨大な昇降装置や、長年使用された鋼管を間近に見ることができました。また、北海道電力の方からは、藻岩原始林や山鼻川の流量の維持、都市部の工事のため近隣住民へ配慮など、通常の水力発電とは異なる独自の工夫の説明がありました。参加した学生は、我々の生活基盤である電力土木分野の仕事を知り、大学で学んでいる事の重要性を再認識できたと思います。この場を借りてお世話になった北海道電力の皆様に御礼申し上げます。

藻岩水力発電所の更新工事を見学
藻岩水力発電所の更新工事を見学
藻岩水力発電所の更新工事を見学