ニュース社会環境工学科
掲載日:2025.11.27
11月5日に2年次開講の防災工学で開発局による特別講義を実施しました。これは防災の対応の実際を現場で体験した方から話を聞くことで理解を深めることを目的として毎年実施しているものです。本講義では本学科のOBである渡辺浩司様より開発局における河川防災の仕事について講義をして頂きました。この講義では河川事業の一般論から始まり、先人の進めてきた治水によって明治30年と比較すると石狩川流域では耕地面積は7倍、市街地面積は43倍まで拡大し現在の北海道の生活基盤が整備されたことが説明されました。また、道内では10年で約半数の雨量観測所の1時間降水量または24時間降水量の第1位の記録が更新されているという気候変動の状況や全道で被害が生じた平成28年水害が発生した際の災害対応を紹介して頂きました。

特別講義の様子

渡辺浩司様によるH28年洪水の説明



