ニュース電子情報工学科
掲載日:2026.07.21
2026年7月14日(火)、豊平キャンパスにて、公益財団法人北海道科学技術総合振興センター(ノーステック財団)様のご協力により、電子情報工学科1年生を対象とした半導体業界に関する講演会が開催されました。
初年次教育プログラム科目「基礎演習」および半導体人材育成教育の一環として行われた本講演会では、3年連続で講師をお務めいただいている株式会社産業タイムズ社の小峯未来様をお迎えしました。小峯様には、半導体の基礎知識から製造工程、産業の歴史、そして最新の業界動向まで、非常に網羅的なお話をいただきました。
今回の講演では、製造に4ヶ月もの長期間を要するプロセスの複雑さや、回路幅の微細化といった技術的な驚きに加え、かつて世界シェアを席巻した日本半導体産業の歴史、現在においても世界シェアを握る装置や材料分野、急激に進化するフィジカルAIなどについても詳しく解説されました。また、北海道で注目を集める「ラピダス」の戦略や、他企業との共存に向けた開発体制など、地元に関連する最新トピックも盛り込まれました。
質疑応答の時間には、学生から「シリコンウエハがなぜ四角ではなく円形なのか」、「クリーンルームでのロボットと人間の役割分担」、「量子トンネル効果による微細化の限界」といった鋭い技術質問から、「道内企業の年収」といった将来のキャリアに直結する質問まで、多岐にわたる問いが寄せられました。小峯様には、それら一つひとつに丁寧かつ明快にご回答いただき、学生たちの知的好奇心は大いに刺激されました。
参加した学生からは、次のような前向きな声が多く寄せられています:「半導体を作るのに4ヶ月もかかると知り、その複雑さと技術の凄さに驚いた」「日本の半導体シェアの変遷や、これからの社会における核としての重要性が理解できた」「非常に高い年収水準を知り、将来の進路として非常に魅力的な業界だと感じた」
本講演を通じ、学生たちは身近な電子機器から巨大なIT社会までを支える半導体の重要性を再認識するとともに、北海道で飛躍が期待されるこの分野を、自身の将来のキャリア形成における有力な選択肢として強く意識する機会となりました。
最後になりますが、3年間にわたり本学教育にご尽力いただいている小峯様、ならびに開催に向けた調整を賜りましたノーステック財団の臼井東様に、厚く御礼申し上げます。






