ハードウエアとソフトウエアの
両方を学べるメリットは大きい。
大学での学びをすべて
数学教師への道に活かしたい。
基礎理論を理解し実践的に学ぶ実験・実習
─電子情報工学科を選んだ理由は?
- 田中
将来、教師になりたくて、数学の教員免許が取れるこの学科を選んだ。
- 森髙
僕は高校生の時からエンジニアになりたいと思っていたので、工学系でなおかつ就職率が高い大学を調べてここに来た。
─印象に残っている授業は?
- 森髙
実際に手を動かしながら学ぶ実験・実習が一番かな。
- 田中
1、2年次に座学で電子工学や情報工学の基礎や、プログラミングの実習には欠かせないアルゴリズムの仕組みなどを理解してから実験や実習に入っていったよね。
- 森髙
電子情報工学実験ではブレッドボードを使って回路をつくり電流を流したり、計算機実習では実際にプログラムを作成して、 ちゃんと動いたときは嬉しかった。
- 田中
僕らは最初、プログラミングなんてやったこともないし、なんの知識もなかった。
- 森髙
プログラミングも実験も、先生が基礎の基礎から教えてくれたし、教科書もわかりやすく書かれていたので、すんなり入っていけた。あとは自分で考えて実践のみ。仕組みが理解できれば、本当におもしろいと思った。
- 田中
わからないときは、先生方や友だちに聞くのが一番の近道だよね。
─ほかに、おもしろかった授業は?
- 田中
僕は教職の授業もおもしろくて、とくに中学や高校の授業の展開の仕方とか模擬授業を考えるのが楽しかった。
- 森髙
それから光工学の授業。4人1グループになって、先生が出した問題についてみんなで議論して答えを発表するというアクティブな授業。人それぞれの視点や考え方があるということを改めて気づかされた。
将来を見据えて学ぶ。教員免許等資格取得課程も充実
─卒業研究は?
- 森髙
僕たち二人とも音声情報処理とか音響工学が専門の元木研究室。テーマはまだ未定だけど、僕はハードウェアとソフトウェアの両方に携われる仕事をしたいと考えた時にIoTの設計開発が目にとまって、それに関係する研究室を探したところ、元木先生のところにたどり着いた。
- 田中
僕は将来、教師になった時に数学の授業に活かせる研究をと考えながら、いろいろな先生から研究の説明を聞いたんだけど、一番興味を持ったのが元木先生の音響に関する研究だった。
─就職活動は?
- 森髙
IoTに関するエンジニアとか、家電などに搭載されている組み込みのソフトウェアのエンジニアとか、自動車の自動運転に携わる仕事も視野に入れて就職活動をしてる。
- 田中
僕は教師になることだけを考えて、教員採用試験に向けて勉強中。
- 森髙
そもそも、なぜ教師をめざそうと?
- 田中
中学生のとき数学が得意で、周りの友だちからわからないところを聞かれて、教える喜びを感じたのがきっかけ。生徒から頼ら れる先生になりたいと思ってる。
- 森髙
一日どのくらい勉強しているの?
- 田中
多いときで8時間くらい。でも、あまりやってない方だと思う。
─就職活動を通して感じたことは?
- 森髙
意外とハードウェアとソフトウェアの両方を学んでいる学生が少ないことがわかった。僕が受けた企業の人事の方が、両方を学んだ学生さんは貴重だと話していた。
- 田中
エンジニアも両方の知識を持っていた方が有利だよね。
─部活や学外での活動は?
- 森髙
僕は陸上競技部で100m、200mの短距離を走ってる。まわりはほとんど文系の学部だから、人脈が広がった。
- 田中
僕は塾講師のアルバイト。幼稚園児や小学生を対象にプログラミングを教えていて、良い経験になってると思う。
─高校生に向けて電子情報工学科のPRを。
- 森髙
エンジニアをめざしている人はここの電子情報工学科はオススメ。いろんな分野の先生がいるので幅広く学ぶことができます。
- 田中
教職課程や、他にも資格取得の課程があるのがいいところ。単位取得は大変だけど、得るものは大きいと思います。