ニュース建築学科
掲載日:2022.10.14
2021年度に実施した石狩沼田駅舎リノベーションのご縁で、JR北海道から札幌駅11番ホーム等施設見学の機会を頂戴しました。
10月5日にパセオ東口に集合し、見学がスタートしました。
はじめに、札幌駅東側にある高架の脇に訪れ、JRタワーと在来線ホームとの狭い隙間に新幹線の線路が2列並ぶ計画、線路を支える列柱を施工して既存高架と一体化する技術的工夫などについて解説頂きました。
次に11番線のコンコースへ移動し、新幹線と在来線との関係性、関連諸機関の役割分担、CG動画による完成予想などを教えて頂きました。
最後に、供用直前のコンコースから11番線まで歩きながら説明を伺いました。
上物に注目する場面の多い建築ですが、土木と建築との適切な融合が求められる公共交通機関の施設は、空間デザインのみならず都市との関係形成、事業間の調整や実現プロセスなど、まさにトータルなデザインが重要となる極めて高度な都市の要であることがわかりました。