ニュース建築学科
掲載日:2024.06.19
◆提案プレゼンテーションと部分解体
5月31日から1泊で沼田町を訪れて、プロジェクトを本格化する準備が整いました。
今年度のテーマは「ボーダーレス・シェアハウス」です。移住体験に来られる人たち同士はもとより、町民の皆さんも交流に参加できる空間を目指します。4月下旬の実測調査修了後、1ヶ月に少し足りない期間でしたが沢山の後輩がリノベーション提案の検討に参加してくれました。
1日目は、3つのグループから1つずつ計3案をプレゼンテーションし、参加された皆さんに投票いただきました。その結果「食」を通じた交流を着想した提案が採用案となりました。
翌日は、採用案の実現に弊害となる構造材などの在処を確認するために部分的な解体を進めました。筋交いの位置や採用案通りだと不具合の出る部分などを確認できたので、結果を踏まえて設計変更を検討しています。
◆活動の概要紹介
2017年度から沼田町を舞台に空き家をリノベーションする活動に取り組んでいます。
2019年度には本学と沼田町との包括連携協定締結にも繋がり活動を継続してきています。
いよいよ今年度も空き家リノベーション活動が始動しました。
この活動の特徴は「地域まちづくりへの貢献」と「学生が実体験を通じて建築や地域と向き合う機会の創出」とにあります。
札幌駅を出発
3つの提案をプレゼンテーション
投票用紙にコメントを記して全員が投票
2階和室の押入を解体
押入の奥に筋交いを確認
廃材を整理しながら安全第一の作業
2階洋室の壁に筋交いを確認
1階和室の天井を解体